カデン+レビュー

角丸外枠

2013.12.25

エンタメライター・稲田豊史

4KTVを実際に観て来た!!

元DVD月刊誌編集長の稲田豊史が、今話題の4Kテレビ3機種を実際に観て聴いて感じたことをレポートします。一口に4Kと言っても、画作りは3社3様。楽しみ方も3社3様でした。

ソニー編

音へのこだわりも尋常じゃない!

X9200A |65X9200A

X9200A |65X9200A

 H D ソースである「アメイジング・スパイダーマン」「世界遺産」の映像や、手持ちのブルーレイソフトを観たのですが、一見して4Kソースと見まごうばかりのアップスケーリング力には脱帽。目が覚めるような精細感と鮮鋭感が非常に特徴的で、シャープでダイナミックな絵が好みの人向きのチューニングです。

 また、高品位テレビは画だけに目が行きがちなところですが、妥協なきオーディオシステムを組み込んでいるのが本機の特徴。複数の楽器による演奏でも、一つひとつの音が混じらず聴き分けられるうえ、セリフやボーカルが画面の左右からでなく、画面の奥から聴こえてきます。画面と音の一体感はピカイチです。

http://www.sony.jp/bravia/

 

シャープ編

絵の「奥行き」が神がかっている!

UD1シリーズ|LC-70UD1

UD1シリーズ|LC-70UD1

 フルHD機2台と並べて画質を比較しました。フルHD機は画面をぱっと見で鮮やかに見せるために、デリケートな「ぼやけ」や「かすみ」をある程度犠牲にして、派手めの画作りに寄せる傾向にあります。しかし4Kの本機は、「ぼやけ」や「かすみ」を殺すことなく、手前と奥に重なった物体の距離感までも表現し切っていました。

 ブルーレイ版「サウンド・オブ・ミュージック」の視聴でもそれは一目瞭然。この映画はDVDやブルーレイで何度も観ていますが、明らかに初めての体験でした。「古い映画が綺麗に写っている」のが今までだとすると、これは「ついこの間、撮影した」かのよう。持っているブルーレイソフトを全部観直したくなりました。

http://www.sharp.co.jp/aquos/

 

パナソニック編

ネット上の4K動画をガンガン観よう!

スマートビエラ |TH-L65WT600

スマートビエラ |TH-L65WT600

 サンプルで観た上高地の4K映像が、とにかく凄まじかったです。特に「水」は分かりやすい極彩色ではないだけに、モニターの表現力がダイレクトに問われるもの。そこにきて本機は、光が複雑に透過・反射する水流の質感や、清流の冷涼感までも捉えていました。 離れたところから撮っているにもかかわらず、微小な虫の飛翔まで視認できたり、超遠方にいる人の服装や挙動が見分けられたり。そんな顕微鏡のような精密さにも、溜息が止まりませんでした。

 本機はPC用の動画形式である「ウィンドウズ・メディア・プレーヤー」に対応しているので、アップコンバーター映像を試すだけでなく、ネット上の4K動画を貪欲に収集して観るのがオススメです。

http://panasonic.jp/viera/

 

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