石田巳津人/ライタープロフィール
下町のITライター。東京の新しい観光名所となったスカイツリーの目と鼻の先に住んでいます
4K対応テレビってそもそも何?
テレビ画面は映像の内容によって色や明るさを変える微小な画素(ドット)がたくさん集まって構成されています。この画素がより細かく、より多いほうが映像はきめ細やかでリアルに感じられます。
4Kとはこのきめ細やかさのことで、約829万個もの画素が利用されています。

普通の番組もキレイに見られる!
地デジやBSは4K未満のHD放送。このため、4K対応テレビは必要ないという人もいます。しかし、4K対応テレビは各社が最新技術を盛り込み、H D 映像を4K画面で映えるように信号処理して表示が美麗です。v また、衛星の4 K 放送やネットの4K配信が始まり、今後はブルーレイも4K化されていきます。先々まで楽しめるテレビと考えると、「4K対応テレビを購入するなら今でしょ」なのです。



4K対応テレビは4K未満の解像度しかないコンテンツでも、よりキレイに見えるように信号処理する技術が搭載されています
充実する4Kネイティブコンテンツ
最初から4K解像度で提供される映像コンテンツが続々登場し、4K対応テレビの利用価値が高まっています。衛星の4K放送では、2014年6月に試験放送「Channel 4K」が始まり、15年3月にはスカパー!プレミアムが2つの4K専門局を開局予定(いずれも124/128度CSデジタル放送)。ネットの世界では、NTT系のひかりTVが14年10月から4K専門VOD(ビデオオンデマンド)サービスを手がけています。そして、現在はフルHDのブルーレイソフトも「4K版」の仕様が固まり、15年にも商品化される見込みです。
用語解説
バックライト方式=直下型はLED光源を液晶パネルの真裏に配置、エッジ型はパネル周辺に配置して光をパネル全面に行き渡らせます。前者の方がパネルのエリアごとに光量を調整しやすくなっています。