2019 Autumn/Winter Vol.046

炊飯器特集:やっぱり食べたい美味しいご飯!令和時代の幕開けに振り返る 炊飯器 いま・むかし

「お米と水を入れてスイッチを押せばご飯が炊ける」。日本の台所に革命をもたらした夢の商品「自動式電気釜」が登場したのは昭和30年のことでした。それから半世紀以上の時が流れ、昭和、平成、令和と時代は変わりましたが、目指すは変わらず「かまど炊きご飯の美味しさ」。あくなき進化を続ける炊飯器の歴史をひもときます。

スペック比較表(本誌掲載品)

電気炊飯器スペック比較表

1950年代

1950年代の炊飯器イラスト

「釜」をモダンにアレンジしたデザイン。アルミニウムの蓋、白いボディ、左右についた持ち手と操作部は黒。

台所に革命勃発!

国産第一号自動式電気釜(昭和30年)登場

外釜と内鍋の間に入れた水を温め、内鍋を間接的に加熱して炊飯するタイプの炊飯器。焦げつくことはないが、炊き上がりはかなりやわらかめ。このころは炊き上がったご飯は、おひつに移していました。

1960年代

1960年代の炊飯器イラスト

円筒形のボディに花柄のデザインが大流行。片側ヒンジで開閉する蓋に持ち手が付いており、片手で運べる。

便利さ、使いやすさが次々進化

炊飯後3〜4時間の保温機能/タイマー機能搭載(昭和35〜36年)

電子ジャー登場(昭和40年)

保温保存のための電子ジャーが別途商品化されました。

内釜にフッ素加工(昭和42年)

ごはん粒がこびりつかずお手入れがラクに。

一台で「炊飯〜保温」できる時代到来!

電子ジャー炊飯器(昭和42年)

炊飯器に電子ジャー機能が付き、炊飯後そのまま保温保存が可能に。おひつや保温ジャーが不要に。

1970年代

1970年代の炊飯器イラスト

目指せ!「かまど炊きごはん」
美味しさの追求戦争はじまる

かまど炊き風電子保温釜(昭和53年)

かまどで炊くときのように、水の対流を起こすことで均一でムラのない炊飯を実現。これまでの炊飯器の弱点「下部はべちゃべちゃ、上部はパサパサ」を克服。

マイコン内蔵ジャー(昭和54年)

炊飯量に合わせてマイコンが火力調節。微妙な火加減を自動化。

1980年代

1980年代の炊飯器イラスト

プラスチック製の四角いフォルム。ボタンを押して開閉するワンプッシュ式の蓋。スイッチパネルが上面に。

マイコンからIHへ
内釜を発熱させ強い火力で炊飯!

本格圧力式炊飯器(昭和56年)

IHジャー炊飯器(昭和63年)

内釜がステンレスとアルミの二層に。電磁誘導加熱(IH)で釜自体を発熱させ、強火かつ全周均一加熱で美味しく炊き上げる。

1990年代

1990年代の炊飯器イラスト

高級感のあるステンレスボディ。ハンドルは格納式に。

「圧力」方式の登場

圧力IHジャー炊飯器

圧力を加えてよりふっくら美味しいご飯を炊き上げる。

2000年以降

2000年以降の炊飯器イラスト

高級車のような光沢仕上げ、鮮やかなレッド、インテリアに馴染む艶消しタイプなど、デザインも多様化。

さらなる美味しさを求めて日々進化中

銘柄炊き分け機能(平成13年)

高温スチーム(平成15年)

甘みと香り豊かなごはんの炊き上げ、保温に高温スチームを活用。

高級炊飯器路線(平成18年)

内釜の素材を工夫し、さらに高火力で炊飯。

蒸気レス炊飯器(平成20年)

高火力で炊飯する高級IH炊飯器が主流に(平成28年)

クレアの興味しんしん!! その1 「銘柄米」

ブランド米が増えているワケ

芸能人が出ているブランド米のCMや、見慣れないカラフルな米袋のデザインに目を奪われることが増えてきました。「魚沼産コシヒカリ」のように「産地+品種名」であらわす米の名称は、2009年産の570銘柄から11年連続増加中。2019年産ではその数なんと824にもなっています!
これまでは東北地方などで冷害に強いコメを求めて品種改良が行われてきましたが、最近では逆に温暖化への備えが切実な問題に。全国各地で、高温に耐えて安定供給できるおいしいお米を作ろうという努力が続けられているのです。

クレアの興味しんしん!! その2 「いのちの壱」

食べてみました!巨大米「いのちの壱」

巨大米「いのちの壱」画像

コシヒカリの1.5倍ほどという粒の大きさと、その美味しさで話題の飛弾産米「いのちの壱」をネットで購入し、食べてみることに。品種改良ではなく偶然発見された「いのちの壱」は、まるで龍が天から恵んでくれたように忽然とあらわれたという経緯から「龍の瞳」という商品名でも販売されています。その大きさに反して繊細なお米で、山間部の農家さんが減農薬で大切に育てている希少品種。炊き上がりは香り豊かで、ひと目見てわかる迫力ある粒感。甘み、香り、粘りが強く、もっちりおいしいお米でした!

巨大米「いのちの壱(龍の瞳)」とコシヒカリ比較画像

龍の瞳とコシヒカリの籾・精米比較(写真提供;㈱龍の瞳)http://www.ryunohitomi.co.jp/company/

暮らしのチームクレア家事総合研究所

日々の家事からライフデザインまで、生活全般を研究する主婦を中心としたユニット。家事関連の全ジャンルに対応する精鋭ライターが集結しています。
http://www.workers-clair.jp/results/live/

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