
エアコン
ここ10年間でエアコンの省エネ性能は飛躍的に向上。少ない電力で部屋全体を効率的に暖めます。加えてエアコン内部の清潔性、空清機能、気流のコントロール、ボタン1つでおまかせ運転など、機能・性能も大きく進化しています。得意ワザはメーカーによって異なり、店頭では目移りしてしまうかも。わが家にピッタリのエアコン選びは、何を主眼にするかを決めてから買いに行くと迷わずにすみます。
石油ファンヒーター
速暖が魅力の石油ファンヒーター。温風を遠くまで届ける可動式のフラップや、温度ムラを解消する大型ルーバーなどで気流をコントロールし、部屋全体を素早く快適にあたためます。燃焼系の暖房器具は給油や臭いが気になりますが、手を汚さずに給油できたり、未燃ガスを燃やし切ることで臭いを低減できるタイプも登場しています。
シーン1:寒さが厳しい地方に住んでいるおじいちゃん
冷暖房から空清まで、1台でこなすエアコンの性能が高くなってきていますが、寒さが厳しい冬の朝などは暖まるのに時間がかかることも。まずは石油ファンヒーターで部屋を暖めてから、エアコンにバトンタッチするのがオススメです。運転ボタンを押せば7秒で点火する(予熱が必要)コロナのWZシリーズや、3枚フラップで遠くまで温風を届けるダイニチのSGXタイプなら素早くお部屋を暖めます。

シーン2:「リビングの空気、いつも乾燥してる!お肌も髪の毛もカッサカサ!」
湿度が40%を切るとインフルエンザウイルスなどの活動も活発になります。お肌のためだけでなく、健康のためにも快適な湿度をキープする加湿器が必要です。ダイニチのハイブリッド式加湿器LXシリーズは、リビングの大型化に対応、設定湿度への到達時間を従来より17分も短縮して大きな空間をしっかり潤します。富士通ゼネラルのエアコンと加湿器のセットモデルもオススメです。

シーン3:朝のキッチンのお母さんと、寒がり女子高生
キッチンや洗面所など、狭い場所を今すぐ暖めたい、そんなシーンには電気暖房がオススメです。コンパクトで簡単に持ち運べ、空気が汚れないのでお年寄りや子どものそばに置いても安心。燃料などの調達は不要で、コンセントさえあれば、手軽に、すぐに、その場を暖めることができます。人感センサー搭載のもの、加湿機能、脱臭機能、空清機能を備えたものなど、付加機能もチェックして最適な一台を選びましょう。

シーン4:「床置きのものが増えるの、イヤなんだよね」
自分がいるエリアを暖めたいけど、床置きのものは増やしたくない。そんな人にはホットカーペットがおすすめです。温風が出ないので空気は乾燥しませんし、カーペットと接しているところだけがあたたかく、場所を取りません。好みのカバーを選べばインテリアとも調和し、部屋の雰囲気を損なわないのもうれしいところ。面積切り替え機能、温度センサー、切り忘れ防止機能、ダニ対策など、付加機能のチェックも忘れずに。

シーン5:インテリアは洋風でも、日本の冬にはやっぱりコタツ!
消費電力が少ない、乾燥しない、足元ぬくぬく、家族で集う幸せ…。コタツファンは多いことでしょう。最近ではダイニングテーブルのように足が長く、イスに座って使うタイプ、布団がいらないタイプも登場しています。冬はやっぱりコタツという人は、ヤマダ電機オリジナルのニューウェーブコタツをチェックしてみましょう(P14参照)。


暮らしのチームクレア家事総合研究所

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