2012 Autumn Vol.018

予測式の体温計はどっやって測っているの?

電子体温計には、実測式と予測式の二種類があるのをご存知ですか?
実測式は体温の測定に5分から10分程度かかるのに対して、予測式は1分もかからずに測定できます。でも、なんで予測できるの?
健康器具メーカーのオムロン ヘルスケアにその“しくみ”を聞いてきました!

予測計のしくみ

体温を測る時、予測式体温計を使えば、早いものなら10秒程度で測定できてとっても便利です。時間のない朝でもイライラ待つ必要がありません。

でも、なんで予測できるの?

実測していないということはいくらかはズレがあるはず…と、疑問に思ったことはありませんか?オムロン ヘルスケア商品開発統括部の藤田さんによると、予測できる理由は「測り始めてからの変化を基に、10分後はどうなっているか計算して予測する」から。

では、どうやって計算しているのかというと、「これは過去に実際に計測したたくさんのデータを基に統計的に求めています。このため、メーカーがどれだけたくさんの実測値をデータとして持っているかが、商品の精度の高さに関わります」とのこと。

また、実測値とどのくらいのズレが生じるのかについては、「JISでは予測式体温計の精度について、表示温度の±0・2度以内に被験者の95%の実測値が収まること、と規定しています。国内で開発・販売されている体温計は当社製を含めてすべてこの精度の範囲内です。安心してご使用ください」と教えてくれました。

教えて!体温計えらびのポイント

藤田安生さんオムロンヘルスケア
商品開発統括部
開発グループリーダー
マネージャー
藤田安生さん

体温計は実測式と予測式の二種類があります。予測式は厳密には予測実測式と言います。カタログなどでそのように表記されている場合もありますが意味は同じです。

実測式は体温をより正確に知りたいとき、予測式は体温をより早く知りたいときに使用します。とはいえ、予測式でも十分正確で、精度を疑う必要はほとんどない水準です。

予測式は実測式の2〜3倍の価格のものが多いですが、魅力は何と言っても計測時間が短いこと。ほかにも、液晶表示を大きく見やすくしたタイプや、使い方や測定結果を音声でお知らせするタイプ、丸洗いできる防水仕様で清潔さを保てるタイプ、先がペタっと平たいデザインになっていて持ちやすく外れにくいよう工夫されたタイプなど、いろいろな体温計があります。

基本的に自分が使いやすいものを選んでいただければ良いと思いますが、例えば小さな子供のいる家族などは、子供は計測時間が長いと飽きてしまいますから、10秒で測れる商品などはオススメです。

また、子供は先の細い体温計は注射器をイメージして嫌がることもあるので、平べったいデザインのものも喜ばれています。視力の衰えた高齢者のいる家庭なら、液晶表示が大きく音声付きのものがオススメです。

使いやすい体温計をえらびましょう

15秒で測れるスタンダードタイプMC-680 けんおんくん

MC-680 けんおんくん

脇専用。先端の感温部がフラットになっている家族みんなが使いやすいタイプです。機能面はシンプルで、計測が終了するとブザーでお知らせし、液晶は暗いところでも見やすいランプ付き。アルカリボタン電池2個で約5000回使用でき、電池交換にも対応します。

丸洗いできるのでいつでも清潔MC-171W けんおんくん

MC-171W けんおんくん

脇・口中用。防水タイプなので水で丸洗いでき、清潔さを保てます。先端の感温部がフラットなので寝込んだまま口内で測りやすい仕様です。実測式で、計測時間は口内で5分、脇で10分。計測が終了するとブザーでお知らせします。

表示が大きくて見やすい!MC-670けんおんくん

MC-670けんおんくん

脇専用。液晶部の幅が34mmと広く、大きな文字で体温を表示できる特徴的なデザインの体温計です。見やすいだけでなく手に持ちやすく、感温部はフラットになっているので測りやすくなっています。予測検温時間は30秒。計測が終了するとブザーでお知らせします。

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