2016 Spring Vol.032

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お米と水を入れてスイッチオン!ふっくらでアツアツのご飯のできあがり♪ 炊飯器っていったいどうやってお米から美味しいご飯を作っているの? タイガー魔法瓶にIH炊飯器の仕組みを聞きました!
イラスト:須山奈津希

IH式はムラなく炊けるから美味しい!

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お米は生のままでは食べづらい食品です。そこで、水と熱によってふっくらした食べやすいご飯へと調理します。これが炊飯です。炊飯によってお米に含まれるデンプンは、人が食べやすい性質へと変わります。このデンプンの成分を変えることを粘化やα(アルファ)化などと言います。
昔の人は火と薪を使ってかまどで炊飯していました。炊飯器はこれを電気の力で実現します。かまど炊飯は「始めちょろちょろ、中パッパ」と言われるように、時間と共に火力を変えますが、炊飯器はこれも自動制御します。

炊飯器には大きく、ヒーター式(マイコン式)とIH式があり、より高額で販売されているIH式のほうが美味しいご飯が炊けます。両者ではお釜の性能と、お釜への熱の加え方が異なります。IH式のほうがお釜全体に熱を加えるため、内部でより細かく激しい対流が起きます。対流が起きることによって、お米は炊きムラなく安定してα化できて、よりふっくらした粘りのある美味しいご飯になるのです。

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◎お釜が熱を受けて自ら発熱!
だから上も下も炊きムラなく美味しい!

タイガーはお釜に独自の本土鍋を採用。さらに遠赤大土かまどが土鍋をおおうように熱を伝えます。IH炊飯器は炊飯の調整のために加熱をON/OFFしますが、土鍋は蓄熱性が高いため、加熱をOFFにしたときも熱対流が継続し、美味しいご飯が炊けるのです。

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美味しく炊けるだけでなくお釜がそのままオヒツとして使える!

タイガーの水野さんは各社が最上級の炊飯器で採用するお釜にも、大きな違いが出る理由について「『美味しいごはんとは何なのか』に対する各社の考え方の違いが、お釜の違いに繋がっています」と教えてくれました。

IH式はヒーター式に比べて、お釜がより高性能になっています。各社とも、最上級の炊飯器では採用するお釜を工夫していて、素材に鉄や銅、炭などを採用し、熱が当たったときに拡散して温度が上がりやすい多重層で成形しています。

タイガーは敢えて金属製のお釜ではなく、本土鍋を採用しています。この本土鍋により、「中パッパ」のときに280℃もの高火力が利用できるようになりました。また、本土鍋は蓄熱性が高く、IHが加熱をON/OFFして温度調整するときにムラなく対流が続きます。つまり、お米のα化の効果時間がより長く取れるようになっているのです。

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